PDCAサイクルとは、
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(評価)
- Action(改善)
の頭文字を取ったものです。
Plan(計画)Do(実行)Check(評価)Action(改善)を循環させ改善していくフレームワークです。
PDCAのもととなる考えはアメリカの統計学者兼コンサルタントのウィリアム・エドワーズデミングらによって生み出されました。
Contents
PDCAサイクルの内容
PDCAサイクルを回していくためにそれぞれの段階でどのようなことを実行していくのか解説します。
Plan(計画)
「Plan」では、目標を設定し、達成するためのアクションプランを作成します。
アクションプランを作成する際は、「5W1H(誰が・何を・なぜ・どれほど・いつまでに・どのように)」を意識するのがポイントです。
目標における情報収集を行ったうえで、それぞれの要素に当てはめてみましょう。
またアクションプランは、数値を用いて表せる定量的な目標にすると行動計画が立てやすくなり、目標を達成できたかの評価もしやすいでしょう。
アクションプランの精度を高めたいときは、仮説を策定したり根拠となるデータを収集したりするのがおすすめです。
Planでの注意点としては、現実的な目標を設定することです。
目標が高すぎると改善すべきことが多かったり、難易度が高くなったりするため、社員のモチベーションを低下させてしまいます。
これではスムーズに実行へと移れないため、まずは適切な目標を設定することが大切です。
Do(実行)
「Do」では、Planで立てたアクションプランを実行します。
ここで注意したいのが、一度にやり遂げようとせず、立案した計画通りに実行することです。
Doの実行には「試行」という意味も含まれており、少しずつ検証することが大切です。
実行した結果、有効だったのか無効だったのか、その都度記録しておきましょう。
ここで記録したデータは評価する際に役立つため、たとえ計画通りに進まなくてもしっかり残しておくことがポイントです。
また実行する中で、もっと別の方法はないかを考えることで、さらに良い計画を立てられるようになります。
Check(評価)
「Check」では、計画に基づいた行動が目標達成に結びついたかを評価します。
ここで重要なのは、結果を評価するだけではなく、うまくいった理由、うまくいかなかった理由を分析することです。
計画通りに実行できた場合は、成功要因を分析し、数値を用いて評価しましょう。
すると、具体性のある検証結果にまとめられるため、評価者から納得感を得やすくなります。
逆に、計画通りに実行できなかった場合は、なぜできなかったのか原因を追及します。
ここでも数値を用いることがポイントです。
Checkの精度を高められるため、次のステップであるActionをより充実したものにできます。
Action(改善)
「Action」では、Checkで得られた気付きや課題などの改善点を考えていきます。
改善策では評価の段階で行ったうまくいった理由、うまくいかなかった理由についての検討内容がヒントになります。
Actionでは改善策が複数挙げられることも珍しくありません。
そのときは、次のサイクルの計画を見据えて、すべての改善策を同時進行するのではなく、優先順位をつけて絞り込むことが大切です。
また、悪かった点は改善策が必要ですが、良かった点に関してはさらに伸ばすよう工夫することも目標を達成するために必要です。
考察した仮説をもとに、Planへと戻り、新たな目標を設定してPDCAサイクルを回しましょう。
PDCAサイクルのメリット
PDCAサイクルには、明確なゴールと目標があります。
ゴールと目標に対して行動した結果、自身の仕事の改善点や良かった点などが明白になるため、次の行動に何を活かせば良いかが把握しやすいのがメリットです。
計画、記録、実行、振り返りを習慣化することは、学びを増やすことにもつながります。
若いビジネスパーソンは、ベテランと比べるとどうしても経験が足りません。
少ない経験で最大の学びを得る手法となり得るのがPDCAサイクルなのです。
成功例はスタンダードにでき、失敗例は改善・効率化の課題になるため、目標達成の合否に関わらず次に繋げることができるのもPDCAサイクルのメリットです。
PDCAサイクルのデメリット
PDCAのデメリットは、時間がかかることと、決めている目標・目的を達成するための手法ですので、突発的な出来事に対しての対応には向いていないことです。
1サイクルを回すのに時間がかかってしまえば、それだけ成長は鈍化します。
そのため、スピーディーにPDCAを回すための仕組みづくりが必要です。
PDCAサイクルを回すうえで、前回の結果を踏まえた改善策が出されることがほとんどです。
そのため、新しい技術やアイデアなどが生まれにくい側面があります。
そんなときは一人で改善策を出すのではなく、上司や先輩に相談する・チームで考えるなどの取り組みが必要です。
PDCAはあくまで目的を達成するための手段です。
PDCAを回すことが目的になってしまわないよう注意しましょう。


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